City Explorer × 音楽と恋する街 山内彰馬(mother)

パラディウムが掲げるテーマ"CITY EXPLORATION(都市探検)"。現代都市探検家の姿を追いかけるMY EXPLORATION。そして、この厳しい情勢下に”FUTURE IS BRIGHT(明るい明日)”というメッセージを掲げた。今回は<下北沢にて’20>に出演したアーティスト、山内彰馬(MOTHER)と出演前の下北沢を探索し、フォトシューティングを敢行。

<ニテ>は、下北沢のBAND、イベンター、商店街、お笑い、演劇、雑誌、ラジオまで巻き込んだサーキットイベントだが、2020年12月5日(土)に開催された第11回目は下北沢駅前をメインとした野外フェスティバルにバージョンアップ。野外スペースの空き地をはじめ、<ニテ>のためだけに駅前から数ヶ所の特設ステージなどが設置され、都会のど真ん中にも関わらず超換気抜群のフェスティバルを目指して開催された。

同ステージに立った一人が、motherの山内彰馬。山内は、2012年に高校の軽音楽部の仲間とShout it Outを結成すると、現役高校生ながら関西圏を中心とした大型イベントやコンテストに出演するように。そして2015年、10代最後のチャンスとしてエントリーした<未確認フェスティバル>でグランプリを獲得。2016年にシングル『青春のすべて』でメジャーデビューを果たし、若手注目株として知られるように。2018年、バンドは惜しまれながらも活動終了したが、山内はその後もソロ活動、そして新たなバンドmotherにて、精力的に音楽活動を行なっている。

今回は、音楽とファッション、そして<ニテ>で履きこなしたPAMPA HI ORIGINALE(以下、オリジナーレ)にまつわるキーワード、コロナ禍で感じたことなどから表現者・山内彰馬を紐解いた。

下北沢という街への想い

-今回の<下北沢にて>は、サーキット形式から変更があり、社会情勢を考慮し、野外での開催となりました。その件について感じたことはありますか?

特にないです。開催場所がどこであっても、<ニテ>を作ってくれるのは気の知れた人たちなので、そういう人たちを信頼して、歌を歌うだけでした。

-出演した感想や感じたことなどありましたらお伺いさせてください。

4年ほど住んでいた下北沢の路上で、堂々と歌を歌うのはなんだか清々しい気持ちでした。あんなに大きな音を出したのに、警察が止めにこなかった。変な感じでしたね。

-ミュージシャン・表現者として、COVID-19の流行・感染が拡大した時期に、日本、東京。そして今回出演した<ニテ>の舞台、下北沢の街をどのように見ていたのでしょうか。

コロナどうこう以前に、風景がどんどん新しく派手なものに作り替えられていって、僕が上京してきた当初の様々な文化が入り混じっている雑多な感じが失われてしまって、面白くなくなったなぁ。と感じます。それでもポツンと取り残されたように僕を迎え続けてくれる場所が、多くはないけれども残ってくれているので、嫌いにはならないです。

音楽と自分の関係、音楽に苦悩や困難を感じるとき

-山内さんにとって音楽はどんな存在でしょうか。また、山内さんと音楽とは、どんな関係でしょうか。

友達のようであり、他人のようでいて、恋人のように寄り添ってくれる日もあれば、病のように僕を悩ませます。これはどんな関係なんでしょうか。

-表現者としての苦悩や困難を感じる時。それはどのような時に感じるものでしょう。

音楽業界にいるすべての人が、純粋に音楽を愛しているわけではないと感じるときです。また、そういう人たちと関わらなければならないときです。

-苦悩や困難を感じた時、どのように向き合う。または、消化をしていますか?

そういう人たちとなるべく関わらないようにします。

-山内さんのソロ活動とバンド活動。それぞれのスタンスや、やりやすさや。それぞれの活動を通じて届けたいことをお伺いしたいです。

ソロは家にいて、バンドは外で過ごしているような感じです。一人でしか作れないものも、一人じゃ作れないものもあります。どちらも愛する気持ちを大切にしています。

山内彰馬が考える、
ファッションの存在とは

-今回履いて頂いたのは、70年以上続くパラディウム伝統の系譜であるアイコンアイテムのオリジナーレです。そのことに因み、山内さんが持ち続ける、オリジナル(独創的・独自・感性・これだけは譲れない)なモノ・コト・想いなど教えてください。

素直な気持ちで世界を受け入れたいなと思います。

-様々な出会いや経験という歴史を重ね、オリジナルを残しつつ、さらにブラッシュアップされた、モノ・コト・想いはありますか?

余計に強く、そう思いました。

-表現者・アーティストの活動とファッションは、表現の手段として切れない関係だと感じています。改めて山内さんにとってファッションはどのような存在でしょうか。

かたちのないものをかたちで表現する行為。

-山内さんにとって、靴とはどんな存在でしょう。

新しい靴は、僕を新しい場所へ連れていってくれます。

明るい明日を作るために行っていること

-COVID-19の世界的流行の影響により、あらゆるエンタテインメントが表現・発信方法など変えざる得なくなりつつあります。パラディウムも、本国フランスにおいてブランドのオリジナリティある表現をするための撮影やデザインが行えず、ビジュアルイメージも多く減りました。その中で、少しでもポジティブに過ごせるよう、新たなブランドメッセージ「Tomorrow Is Bright(明るい明日)」を掲げ、「MAKE THE FUTURE(未来を創ろう)」を発信するべくアイテムをリリースし続けています。この期間を通じて、山内さん自身への活動に起こった影響・出来事。自身の今後活動について感じたことなどはあったでしょうか。

地球と寄り添っていかなあかんな、と思いました。

-このような期間、山内さんがプライベート・個人として、感じていたことや想いがありましたら、お伺いさせていただきたいです。

空高すぎ、海広すぎ、山デカすぎ、友達LOVEすぎ。

-この状況下で、改めてアーティスト、カルチャーの表現者の存在意義とは。表現者として、俯瞰的に感じたことを教えてください。

アーティストや表現者だから、その存在に意義があるなんていうことはきっとないので、それぞれが生きているなかで見つけた喜びを心の底から抱きしめて、それを伝えていければいいなと思います。

-山内さん発。「音楽家、表現の提供者として、明るい明日を作るために行おう」と思っていることなどありましたら、教えてください。

早起きして、ご飯を作って食べて、歌を歌って、好きな人に好きだと伝える。今日はそんな日だったし、きっと明日からも同じことをします。

Photograph:Kaoru Ito
Text:Yamane
Edit:MK(OM)
Special Thanks:下北沢にて'20/ 下北沢 / 近松

PROFILE


山内彰馬

MODEL/PRODUCT


PAMPA HI ORIGINALE
パンパ ハイ オリジナーレ
PAMPA OX ORIGINALE
パンパ オックスフォード オリジナーレ

PALLADIUMは、航空機タイヤを製造していた際のキャンバス地と加硫ゴムを組み合わせた製法を応用し、1947年より耐久性に優れたキャンバスブーツをつくり始めました。当時、フランス軍から、「熱帯地方で使用するための快適で耐久性に優れたシューズをつくってほしい」という依頼を受け、完成したのが、70年の歴史を経た今も履き継がれている「pampa(パンパ)」シリーズです。

創業70年となった2017年に、「pampa」 黎明期の雰囲気を再現した『PAMPA HI ORIGINALE(パンパ ハイ オリジナーレ)』『PAMPA OX ORIGINALE(パンパ オックスフォード オリジナーレ)』の2モデルを発表。世界で最も伝説的とも言われるフランスの外国人部隊の歴史の1ページを飾ったブーツが、70年の時を経て、蘇りました。