【シューズケア特集】防水シューズの汚れを落とす

大型台風の影響で、今年の夏フェスシーンは、いつにも増して防水シューズがクローズアップされました。またその影響もあってか、「泥で汚れた防水ブーツはどうケアすればいいですか」という問い合わせも多数届きました。そこで、今回は東京発のシューズケアブランドMARQUEE PLAYER(マーキープレイヤー)の協力を得て、野フェスで汚れたパドルプラスのシューズケアを通して、防水シューズのお手入れ方法をご紹介。

汚れを落とす

汚れたシューズとともに、バケツや洗面器に水を汲んで準備します。

「まず、紐を外します。紐は単体でつけおき洗いをした方が綺麗になります。洗濯機で洗ってもオッケーです(ネットには入れてください)。乾いた後に、シューレースに撥水スプレーをかけるのもいいですね」

「アッパー表面のホコリを拭いてきれいにします。アウトソールに石が挟まっていないかもチェックしてください」

「防水モデルの洗浄には、専用洗剤がオススメです。今回は、スニーカー用洗浄剤と洗浄用ブラシを用意しました。まず、ブラシを水につけて、しっかりと湿らせた状態で、歯ブラシに歯磨き粉を塗る感じで、ブラシに洗浄剤をすっとかけます」

「マーキープレイヤーのブラシは、通常のシューズブラシより毛束の量が多く、合成繊維のひとつひとつの繊維にゴムコーティングをし、ゴムの吸着力を生かしながら、かき出すようなイメージのブラシになっています」

「アッパーは少し軽めにブラッシングしていきます。今回はナイロン素材ですが、レザーでなければ、素材の違いは気にしないで大丈夫です。タグの箇所などは、剥がれやすいものもあるので注意しながら行いましょう。泡立ちが落ちてきたら、再度水をつけて。片足が終わると、もう一度洗浄剤をかけてください」

「アウトソールも同じやり方で。少し力を入れても大丈夫です。アウトソールは、歯ブラシだけでも汚れは落ちますが、きれいにするなら洗浄成分があった方がベターです。土には水気が残っていて、保管するうちにカビが発生することもあります」

「ブラッシングが終わると、次は泡を拭き取ります。拭き取っておしまいだと泡が残り、変色する可能性があります。絞ったタオルで再度きれいに拭き、乾いたタオルでも拭いて、泡を完全に落としてください。落とせたら、陰で干してください」

「インソールは、シューズから取り出してください。ブラッシングし、水で流します。インソールは足の菌が付いているから、水で流したほうが清潔になります」

撥水機能を復活させる

「汚れを綺麗に洗い流すと、撥水効果も落ちるので、完全に乾いた後に、撥水スプレーでコーティングをします。このスプレーはフッ素系で、蓮の葉が水を弾くイメージ。膜で覆うのではないために、シューズの通気性は確保されます」
(*パドルプラスは、メンブレンを袋状に覆ったブーティー構造なので、防水機能は保持します。撥水機能は洗うと落ちるので、再度スプレーする必要があります)

「スプレーは人体に有害ですので、必ず屋外で行なってください。手についたら石鹸でしっかりと洗うようにお願いします。20cm離れて、片足5秒ずつ。スプレーでの撥水効果は、3週間ほど続きます」

お出かけの際に

「お出かけ先で使える洗浄用ウェットシートは、22cm×25cmの大きめサイズで、1枚で両足の汚れを拭き取れます。お出かけ先、もしくは家でちょっと気になったときに使います。シートに含まれた水分はアルカリ電解水で、空気に触れると水の性質に変わります。シューズへのダメージが少ないアイテムです」

履く前のケア

「除菌消臭剤は、履いてからではなく、履く直前にしてください。履く前と後では違います。繁殖させる前に、熱で菌が増えていくのを防ぎます。成分は柿渋で、医療機関で使われているもの。ついた匂いを消す効果もありますが、つく前にケアしましょう。シューズの内側に2プッシュくらいです」

シューズの保管方法

「防水ブーツは次の夏フェスシーンまで履かない、という方は、きちんと汚れを落としておくことに加え、正しく保管することも重要です。これはいわゆるファスナー付きプラスティックバッグです。食品用のものと違い、UVカット加工をしているので、日焼け予防と湿気混入予防効果があります。また、外からは開けられますが、中から開きにくい構造になっています」

「蛍光灯からも紫外線が出ていますし、靴箱に入れていても反射して光がシューズに当たることがあります。また、シューズボックスに入れて保管する方もおられますが、紙自体が湿気を吸い込んでいるため、シューズの劣化に繋がりますので、お勧めしません。シューキーパーをして、スニーカー保管用パックにシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に入れておくことをお勧めします。ただ、注意していただきたいのは、こうして保管すると絶対シューズが加水分解しなくなるわけではなく、そうなるのを遅らすことができる、ということです」

「こうやって汚れたシューズを綺麗に、自分で手入れすると、それまでよりシューズに愛着が湧くし、長く使えるんじゃないかな、と思います」

マーキープレイヤーは、快適なスニーカーライフを提供することを目的に、2015年、東京を拠点にスタート。スニーカーケアに特化したプロダクトを開発している。

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