MY EXPLORATION vol.10 YOHEI

パラディウムが掲げるテーマ"CITY EXPLORATION(都市探検)"。PALLADIUM MAGAZINEにて現代都市探検家の姿を追いかけるMY EXPLORATION。10回目となる今回はPUDDLE LITE(パドルライト)シリーズ、 SUMMER VACATION 2018にも登場した、ドラマーのYOHEI(ヨウヘイ)。

YOHEIさんは2007年にJABBERLOOP(ジャバループ)のドラマーとしてメジャーデビュー。12年活動し、2016年10月をもって同バンドを脱退。現在はサポートを中心にレコーディング、ライブで活動中。

ジャバループ在籍時からドラマーとして高い評価を受けており、ドラムメーカーPearl(パール)のエンドーサーとしても活動をしており、これまでに伊藤美来、星屑スキャット、中塚武、野宮真貴、ヒャダイン、カジヒデキ、MIYAVIなどのアーティストのサポートも務め、2018年は香港の人気グループE-KIDZ(イーキッズ)の復活公演も参加。海外での活動も著しい。

SUMMER VACATION 2018の撮影ではYOHEIさんがエンドーサーを務めるPearlからご協力いただき、クリスタルビートを使用してのフォトシューティングに。

パドルライトから水をイメージして透明なクリスタルビートの中に、カラフルな防水ブーツを入れてみるというウィットに富んだ提案を敢行。

色鮮やかなコレクションが揃うPAMPA PUDDULE LITE WP(パンパパドルライト ウォータープルーフ。以下、パドルライト)を入れて撮影した色とりどりのパドルライトと共に、ドラムが刻む多彩な音色が感じられるビジュアルができた。

とにかくドラムがカッコよくて

YOHEIさんと音楽の出会いは誰しもにある、日常での出会いのひとつだった。「音楽の目覚めという意識は特になくて、自然なものでした。父親が音楽好きで、小さい時から自然にThe Beatlesをレコードで聴いていました。特に『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は印象的でしたね。音楽はまわりの同世代の人よりは好きという音楽少年だったけど、目覚めるきっかけはやっぱりドラムが格好良かったこと

「13歳の時に文化祭で見た先輩のバンドがカッコよくて、その中でもひときわ心惹かれたのがドラム。先輩たちが有名なアーティストが使っている、ツーバスでフルセットのクリスタル・ドラムを持ってきていて、そのドラムセットのカッコよさに惚れ込んでドラムを始めました」

自分でアクションを起こさないといけない

「中学時代に同級生とバンドを組んで、ひたすら8ビードでBOOWY とかJ-Rockをカバーしているバンド少年でしたね。高校になると聴く音楽の幅も広がってきたけど、ジャンルや系統というより、とにかくドラムをプレイすることが楽しかったです(笑)」

ドラムに魅了されたYOHEIさんは早々にプロのドラマーになると決心して行動を始めた。

「高校生の時にはプロのドラマーになるんだ。そういうことを意識し始めて、独学ではなく、しっかりとした基礎を学ぶためにレッスンを受け始めました。卒業後は音楽学校へ進学。当たり前ですが、ただ学校へ行って教えられることを繰り返すことじゃ成長できなくて。技術は上がっているはずなのに何かが足りない…そう悩んだ時期もありました。プロになるにはひとつのジャンルに固執しないで、ジャズやフュージョンなど、得意ではない音楽を知って、あまり見ないプレイヤーの研究をしました。そうやって自分で考えてストイックに課題を与えてアクションを起こしていくことで、少しずつ解決していく。小さな挫折と気付きでした」

「プロになることは決めていましたが、アーティストとして生きていこうと決めたのはジャバループでメジャーデビューするために上京した時です。表現者になりたいという意識の芽生えはそれよりも昔で、学生の頃に小さなライブハウスでしたが、バンド活動を始めて、聴きに来ている人を見て、フロアが沸いている光景を見た時に集まっている人たちのために演奏しよう。そう思ったことがきっかけですかね」

成立させるために、冷静でいられる自分を保つ

これまでに国内外、数々のライブやレコーディングへと携わってきたYOHEIさんは、講師として子どもから大人までドラムの楽しさを伝え、育成にも携わっている。中学の時に出会ったドラムとも約20年という年月を過ごしてきた。

「ドラムって面白いですよ。音楽はライブや音源。その聴き手であるお客さんがいてこそですが、例えばライブの時に抑揚をつけるのも、お客さんの体を動かすのも、動かさないのも、その場を創るのはドラムだと思うんです。沢山の音が重なりあって音楽になる中で、もちろんフロントマンによって聴き方も変わりますけど、体を揺らせられるのはドラムが刻むビートなんです」

「だけど、一番ダメなのは自分のことばかり考えてまわりを見ないでテンポアップしたり、走らせること。自分の感情だけを押し付けてしまえば演奏にもならない。そうなったら、お客さんはついてくることができなくなる。ドラムはメンバーやバックヤード、フロアのお客さん。演者の中では沢山のことが見える立場にいる。だからこそ自分のことばかりを考えないで常に自分を冷静に保っておかないと」

音楽は楽しいものだ。YOHEIさんはいつでも、そう感じられるようにドラムの演奏と同じく音楽を聴き分けているという。

「向き合う時とBGM感覚で聴く時。そうやって音楽を聴き分けている気がします。自身の成長に繋がるものなので、日ごろから様々な編成やジャンルの音楽を聴いていますが、毎回ミュージシャンとして真っ向から構えて聴いてしまうと、楽しい音楽さえも違った音楽に聴こえてしまうこともあります。だからこそ、その時々で自分の気分や感情に合わせてフラットな状態で音楽を聴くようになりました。ミュージシャンの耳で聴く時と、一般のリスナーとして楽しむ聴き分けは大切だと思う」

ドラムとの終わりなき旅

「自分にとってドラムは人生を大きく変えた存在。終わりなき旅の相棒。今後も引き続きサポート活動を中心にライブやレコーディングをやって、その中で自分の表現力をさらに高めたいです。ステージに立つことで、見に来てくれた人へと、今よりもさらに影響を与えることができたら何よりも嬉しいです。お客さんはもちろん、自分も同じくらい楽しみたいですからね」

Photo by Mayumi Komoto
Special Thanks:Pearl Musical Instrument Co.

PALLADIUM ユーザー、YOHEIさんのPAMPA PUDDLE LITE WP&PAMPA SPORT CUFF WPNのUSER VOISEは近日公開。

PROFILE


2007年JABBERLOOPのドラマーとしてコロムビアミュージックエンタテインメントよりメジャーデビュー。
2017年10月JABBERLOOPを脱退。伊藤美来、星屑スキャット、中塚武、野宮真貴、ヒャダイン、カジヒデキ、MIYAVI等と共演。現在サポートドラマーとしてレコーディング、ライブなどで活動中。Pearl、SABIAN、VIC-FIRTHのエンドーサー。

Yohei OFFICIAL

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MODEL


PAMPA PUDDLE LITE WP
パンパパドルライト ウォータープルーフ

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PRICE:¥14,904(tax incl.) MEN SIZE:25.5-29.0 cm WOMEN SIZE:22.5-25.0 cm

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